Design

自然界に存在するものを作って

最終更新:2026.07.22

良いデザインを作るためにはダサいデザインを作らないことが重要だ。

自分が専門学生だった頃先生に言われた言葉です。
では、ダサいデザインとはどういったデザインなのか。

よく言われることとして「彩度が高い色を使いすぎるとダサく見える」というものがあります。
例えばスーパーのチラシ。
赤や黄色の派手な色が多く使われていて、安さを売りにしている店の広告としては正しいアプローチだと思いますが、おしゃれなカフェとかの広告やWebサイトがあのテイストのデザインだったら「ダッサ」となるでしょう。

こんなカフェの広告は嫌だ

ではなぜ彩度の高いデザインはダサく見えるのか。
理由の一つに「自然界に存在しないから」ということが挙げられると思います。

私たちの世界は彩度が低い

外に出て周りを見渡してみれば、私たちの世界に存在するものの多くは意外と彩度が低いことに気付くと思います。だからこそ彩度の高い色が多用されているデザインを見ると脳は違和感や負担を感じ、それらがダサさにつながるのです。

色選びとテクスチャー

ここまでの話を裏返すと、自然なデザインを意識することで良いデザインに近づくことができるかもしれません。デザインを自然にする方法として色選びテクスチャーという2つの要素が挙げられると思います。

カラーピッカー

IllustratorやPhotoshopでは画像のようなカラーピッカーから色を選択できますが、目立たせたい箇所以外は右側の彩度の高い部分の色は避けたほうが無難です。もし色の組み合わせに迷ったなら配色の参考サイトなども積極的に使うと良いと思います。

配色パターン・色の組み合わせ100選!おしゃれなデザインになるカラーコードを紹介|Canva(キャンバ) 配色パターンや色の組み合わせはデザイン作成で重要です。自然や、食べ物&飲み物、旅、日用品などから着想したおすすめ色の組み合 www.canva.com

テクスチャーを加えることでもデザインがより自然に近づきます。
例えばWebページやポスター用に黒背景を作りたいとします。

真っ黒の背景

黒背景と聞いて画像のような真っ黒(#000000)の背景を安易に用意するのは危険です。理由は2つあり、1つは「完全な黒」という色は自然界には存在しないためです。私たちの目に見えているあらゆるものは光を反射しているからです。2つ目に今の画像にはテクスチャーがないからです。IllustratorやFigmaで作成したオブジェクトと違って、現実のあらゆる物体にはテクスチャーが存在します。従って、この2点をクリアするだけでもデザインは自然に近づきます。

色を調整してテクスチャーを追加

色を少しだけ明るくして乗算でテクスチャーを加えてみました。少しの差に見えますがこうした工夫の積み重ねでデザインは良くなっていくと思います。テクスチャーでなくとも、グラデーションやノイズ、光彩やシャドウを加えることでも同様の効果が得られるでしょう。

まとめ

今回はダサいデザインの理由と、自然なデザインを作るためのポイントについてお話しました。
もちろんデザインに明確な正解というのは無いので、今回の話が必ずしも正しいわけではありません。ですがこうしたデザインの原則を抑えた上で、自分なりのデザインを作ることがデザイン上達の近道なんじゃないかと思います。