Other

スマートな大人になれなかった私

最終更新:2026.06.09

ONとOFF
定時になったらパチリとスイッチを切り替えて、仕事のことは一切忘れてプライベートを楽しむ。
それがスマートで健やかな大人の生き方だろう。
これを器用に切り替えて、どこでも働ける自由をスマートに乗りこなす。
そんな生き方はとても素敵だし、できることなら自分たちもそうしたかった。

現実はリモートの「リ」の字もない(天災以外)。
顔を合わせて月曜日の朝はラジオ体操する昭和ストロングスタイル。

それなのに、私のオンとオフはどうにもうまく切り替わらない。
かっこいいプロ意識とかじゃなくて、ものづくりを選んでしまった人間の、愛すべき「サガ(性)?」
休日なのにカフェメニューのデザインにソワソワしたり、居酒屋のタッチパネルのUIに「なんでこんな作り?」と勝手に画面を設計し始めるのは、クリエイターなら誰もが身に覚えのある「職業病」だと思う。
旅行先で、話題の商業施設のビジネスモデルや価格設定の意図を無意識に解剖し始める。LTV、ROI…
新しいスマホ決済サービスに感動する前に、「これ、月締めのときの入金消込データ、どう処理してるんだろ……」と、裏側の担当者の工夫に勝手に思いを馳せる。
狂ってるよ。

お願いです。次生まれ変わる時は綺麗なリゾート地でパソコンを開いて仕事がしたい。
でも、チーム全員で泥臭い現場に突っ込んでいって、さっさと課題を片付けちゃう方が、脳みそ的にはよっぽどスッキリすると思ってしまう。
あきれるぐらい不器用なのです。

そっち側のスマートな大人になれなかった。
そんな、ものづくりへのサガを抱えたメンバーたちと今日も脳みそを全部ONにしたまま、一つのチームとしてここに立っている。