昨今、AIによってさまざまなデザインが実現できるようになりました。
今まではとても手間がかかるし、そもそもどうやるんだ?みたいなデザイン表現も、AIが速攻でやってくれます。
それがまた美しく、少ない手数でいい感じにしてくれるので、そういった事例を見ては「やってみた〜い!」とか「仕事で使えるかな?」と思うことが日常になってきました。
ですが、AIがやってくれるものはあくまで装飾の部分。
装飾に囚われかけている状態から、もっと根本的なデザインとは?という部分について考える時間も、たまには必要かもしれません。というポエムです。
デザインとは?
『ポール・ランド、デザインの授業』という本において、デザインとは以下のように語られています。
デザインは関係性である。
デザインとは、形と中身の関係性である。
中身とはアイデアのことであり、形とは、そのアイデアをどう扱うか、どう料理するかということ、とのこと。
課題を解決するためのアイデアを、どのような媒体で、どのような色や形、線、サイズ、書体と組み合わせていくのか考えること、と私なりに解釈しています。
ちなみに、弊社CBOもデザインプロセスを料理に喩えていました。
料理とデザインの関係は深いようです。
ずっと考えている
デザインという作業を紐解いていったとき、完成形に至るまでに、デザイナーはかなりたくさんのことを考えているのではないでしょうか?
課題の定義と考察、研究、そこから解決策となるアイデアを考え出すこと。このアイデアもいくつも考えて、没にしたりしながら精査されています。
そしてそれを形にしていく時、全体の構成から、色、形、要素と要素をどのくらい空けるのか、果ては文字同士のバランス。絵的な部分だけではなく、コンテンツとユーザーの関係まで、本当に細かな関係を考えながら作業していると思います。
私にとってのデザインというものは、関係性について考え続けることなのかもしれません。
おわりに
新しいことや装飾的な表現に惹かれることも、とても大事なことだと思います。AIでの表現も、それ自体が悪いというわけでは決してなく、なぜこうするのか、どのように使うのかをデザイナー自身で考えていくことが重要なのでしょう。
形も中身も、本当に必要なものは何か?ということを考え続けること。
正解は無い道のりですが、日々ちょっとずつやっていきたいと思います。