最近は猫も杓子もAIの時代ということで、動画制作にもAIを活用したい。
そこでClaudeに自分の代わりにAfter Effectsで動画を作ってもらうことにしました。
下準備
いきなりClaudeに「After Effects触ってよ。」と言っても「それは無理。」と言われます。ClaudeとAfter Effectsを連携させるにはMCPというものを使用する必要があります。
この導入手順について詳しく解説するとそれだけで記事が終わってしまうので、今回は省略します。
自分が使用したGithubで公開されているafter-effects-mcpと、導入にあたって参考にしたnote記事を載せておくので導入してみたい方はこちらからどうぞ。
https://github.com/Dakkshin/after-effects-mcp
https://note.com/embed/notes/ndec81bf6c777
何ができる?
さて、ClaudeがAfter Effectsを操作してくれるようになったものの実際Claudeは何ができるのでしょうか?
最近のAIは優秀なのでもはや何でも作ってくれそうな気がします。
そこで手始めに「青と白の円を基調としたいい感じのモーショングラフィックスを作ってください」という指示を出してみました。
5分くらい考えて、Claudeが作ったアニメーションがこちらです。

ということでカスみたいなアニメーションが完成しました。
これなら生成AIに直接動画を作ってもらった方が100倍マシです。
Claudeは目が見えない
なぜこんなひどい結果になったのか?
自分で調べたりClaude自身に聞いた結果、最大のネックは「ClaudeはAfter Effectsの画面を見れない」ということのようです。
つまりClaudeはAfter Effects内の各レイヤーやコンポジションの情報は得ることができるが、肝心の「今アニメーションのルックがどうなっているか」ということを把握できないのです。
従って、「こういう設定のレイヤーを作って」とか「〇秒~〇秒にエフェクトを適用して」のような具体的かつ機械的な指示は完ぺきに遂行してくれますが「見た目をいい感じにして」という要求には答えづらいようです。
(そこを一番期待してたのに…)
試行錯誤の末…
それでも天下のClaudeがあんなアニメーションしか作れないわけはありません。Claudeと相談した結果、2つの案を提示されました。
1つは参考となるビジュアルを読み込ませること。
やはりゼロからアニメーションを組み立てるより、元となるものがあるとクオリティが違うようです。
試しに自社サイトで最近公開されたサービス「J.B.AGENT」のビジュアルを読み込ませてみました。

2つめはAfter Effectsの画面キャプチャをClaudeに提供することです。
Claudeが自分で画面を見れないならこちらが代わりに画面を撮影してあげようという解決策です。
これらを踏まえて、Claudeとの複数回のやり取りを経て出来たアニメーションがこちらです。

初めのやつに比べるとだいぶかっこよくなりました。
J.B.AGENTの雰囲気も何となく出ています。
実用性は…?
今回ClaudeによるAfter Effects操作を試した結論としては、「今すぐ案件では使えないが、伸びしろはありそう」という感じでした。
少し指示の仕方を変えるだけでアニメーションのクオリティがグンと上がったので、もっとうまいやり方をすればさらに良いアニメーションを作ることもできそうです。
そしてこの方法の最大のメリットは自分で微調整が出来るという点です。
生成AIで動画を作った場合、その動画をベースに自分で調整を加えるということは難しくAIに追加で指示を出して生成し直すしかありません。しかし、このやり方ならAfter Effectsを触れば自在に調整が効きます。これはかなり画期的だと思います。
いずれはAIと一緒にAfter Effectsを使った動画制作が当たり前になるかもしれないですね。✨